節約や健康維持、生活環境の変化などでお弁当作りをスタートする人が多いと思います。これまでランチはお店で食べたりコンビニなどで買ったりして済ませていた人、また自分ではなく子供のお弁当を作るという人は、どんな基準でお弁当箱を選べばいいか悩んでしまいますよね。今回は初めてお弁当箱を選ぶ方向けに、失敗しない選び方のポイントをご紹介します。
失敗しないお弁当箱の選び方
お弁当箱を選ぶときに大切なポイントは、次の5つです。
- 容量
- 形
- 素材
- 機能性
- 見た目
お弁当箱の使いやすさは、お弁当そのものを続けられるかどうかに大きく影響します。フィーリングだけで適当に選ぶのは失敗の元です。自分にぴったりなお弁当箱を見つけるため、しっかりチェックしておきましょう。
容量で選ぶ
人によって食べる量が違うように、お弁当箱のベストな大きさも違ってきます。一般的に男性は900ml、女性は600ml程度が使いやすいと感じる人が多いようです。
お弁当箱の容量の目安 | ||
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年齢 | 男性 | 女性 |
3~5歳 | 400ml | 400ml |
6~8歳 | 500ml | 500ml |
9~11歳 | 600ml | 600ml |
12~20歳 | 900ml | 700ml |
20~40代 | 900ml | 600ml |
50~60代 | 800ml | 600ml |
70代~ | 600ml | 500ml |
上記はあくまで平均的な数値なので、体格や日頃の運動量によっても適量は変わってきます。平均よりも小柄な人や運動量の少ない人は100ml少なめに、平均より身長が高い人や運動量が多い人は100ml多めに考えるといいでしょう。
子供のお弁当は「全部食べられた」という達成感も大切なので、普段のお昼ごはんよりやや少なめを目安に選ぶのがポイントです。
形で選ぶ
お弁当箱には楕円(だえん)形・丸形・長方形・スリム型などさまざまな形があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の食べる量やおかずの詰め方の理想に合わせて選びましょう。
形 | メリット | デメリット |
---|---|---|
楕円形 | ・ご飯におかずを乗せる「のっけ弁」やキャラ弁が作りやすい ・洗いやすい | ・おかずの間にすき間ができやすい |
丸形 | ・「のっけ弁」やキャラ弁が作りやすい ・洗いやすい | ・慣れないと詰め方に迷いがち |
長方形 | ・すき間ができにくいので、おかずを詰めやすい | ・四隅の角がやや洗いにくい |
スリム | ・マチの狭いバッグにも入るので持ち運びしやすい ・おかずの詰め方に迷わない | ・大きなおかずは細かく切る手間が必要 ・キャラ弁やのっけ弁は作りにくい |
段数 | メリット | デメリット |
---|---|---|
一段 | ・おかずを入れるスペースが広く、詰め方の自由度が高い ・パーツが少ないので洗いやすい | ・おかずの味が他のおかずやご飯に移りやすい ・横幅や深さがあり、ややかさばる |
二段 | ・ボリュームたっぷりのお弁当が作れる ・ご飯とおかずを分けられる | ・詰め方の自由度が低く、のっけ弁やキャラ弁は作りにくい ・洗い物の手間が増える |
お弁当初心者さんや子供には、スタンダードな「楕円形・一段タイプ」がおすすめです。おかずの味が移るのが苦手な方や、お腹いっぱい食べたい方は「二段タイプ」を選ぶといいでしょう。
素材で選ぶ
一般的なお弁当箱はプラスチック製、木製、アルミやステンレスなどの金属製があります。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プラスチック | ・レンジ・食洗機OK ・安価なものが多い ・色、柄、形の種類が豊富 ・パッキン付きで汁漏れしにくい | ・おかずの色やニオイが移りやすい ・耐久性は高くないので、定期的に買い替えが必要 |
木(曲げわっぱ等) | ・冷めてもご飯が美味しい ・見た目の雰囲気がよく写真映えする ・きちんと手入れすれば長く使える | ・カビが生えやすい ・レンジ・食洗機が使えないものがほとんど |
アルミ | ・熱伝導率が高く、保冷剤でよく冷える ・軽くて丈夫で持ち運びやすい ・錆びにくく、汚れやニオイがつきにくい | ・保冷剤がないと痛みやすい ・レンジ・食洗機が使えないものがほとんど ・ステンレス製に比べるとやや耐久性が低い |
ステンレス | ・丈夫で錆びにくい ・汚れやニオイがつきにくい ・食洗機OK | ・レンジは使えないものがほとんど ・アルミに比べると約3倍の重さ |
自分に一番合うのがどれか分からないという方や、子供用のお弁当箱を探している方には「アルミ製」がおすすめです。アルミ製弁当箱のメリット・デメリットはこちらで詳しく解説しています。
お弁当箱で迷ったらアルミ製がおすすめ!メリット・デメリットとは?機能性で選ぶ
内蓋に保冷剤が入れられるくぼみがあるもの、外蓋がドーム型になっていておかずが潰れにくいもの、汁こぼれしにくいもの、保温性能に優れたものなど、さまざまなタイプがあります。
人によってベストな機能は変わりますが、「電子レンジが使えるかどうか」は重視しておきたいポイントです。木製・金属製のお弁当箱はレンジ不可のものが多いので、温めて食べたい方は購入前にしっかりチェックしておきましょう。
見た目で選ぶ
美しい見た目のお弁当は、お弁当作りのモチベーションアップや食欲増進に一役買ってくれます。食欲増進効果がある色は、赤や黄色、オレンジなどの暖色系です。お弁当箱を暖色系にするだけで、おかずが同じでも食欲をそそるでしょう。
また最近人気の「曲げわっぱ」は写真映えがよく、SNSやブログで多数のお弁当記録が投稿されています。「誰かに見てもらう」ことでお弁当作りのモチベーションが維持できるという方は、デザインにもこだわって選ぶのがポイント。子供用なら、好きなキャラクターや可愛いイラストが描かれたものが喜ばれます。
初心者さんにもおすすめのお弁当箱
天然杉の曲げわっぱ弁当箱
子どもから大人まで使える「ちょうどいい」サイズが嬉しい、容量500mlの曲げわっぱ弁当箱。ウレタン塗装の【白】、漆塗りの【茶】の2種類から選べます。お手入れ方法の説明書も付くから、初めての曲げわっぱデビューにもぴったりです。
虹が架かるアルミランチボックス
レインボーベルトで虹がかかる!子供もママ・パパも嬉しい工夫が詰まったアルミ製弁当箱です。
- 性別問わず使いやすい3カラー
- 5種類から選べるモチーフ
- 自分のものだとすぐわかる、大きくて見やすい名入れ
- 外して洗えるシリコンパッキン付き
- 安心の日本製
保温庫OKなので、保育園や幼稚園のお弁当箱にぴったり。パッキン付きなので汁漏れしにくく、小さな子供に持たせても安心です。
さいごに
お弁当箱にはさまざまな種類があり、人によってベストなものは変わります。毎日のお弁当作りを楽しく続けるために、お弁当箱もこだわって選びましょう。