近年さまざまなイベントがリモートで行われるようになりました。そのうちのひとつが「おうち花見」です。感染症の心配が少なくなってからも、渋滞や人混みを気にせずお花見ができる方法として楽しんでいる人がたくさんいます。おうち花見をより楽しむためのアイデアをまとめました。
「おうち花見」の楽しみ方

お花見スポットのライブ映像を使う
インターネットにつながったパソコンやスマホがあれば、全国に設置されている「ライブカメラ」の映像でリアルタイムな桜の様子を楽しむことができます。
地域情報サイトや観光施設等がYouTubeや公式ホームページで公開しているので、「〇〇(お花見スポット名) ライブ映像」などと検索してみてください。例として、全国のお花見スポットをいくつかご紹介します。
千鳥ヶ淵ライブカメラ(東京都)
兼六園ライブカメラ(石川県)
おだわら365(神奈川県)
お花見VRで仮想体験
平面だけでは物足りない……という方には、360度ぐるっと見回せる「VR映像」がおすすめ。こちらもYouTubeなどで公開されています。頭にセットするVRゴーグルを併用すれば、まるでその場にいるような臨場感を楽しめるでしょう。
全国お花見VR/sakura VR(ウェザーニュース)
折り紙・切り紙で桜の花を作って飾り付け

お子さまと一緒に工作しながらお花見を楽しむのもおすすめ。桜の花や葉っぱの形に色紙を切って、お手製の桜を飾り付けてみましょう。
「桜 作り方」で調べてみると、小さなお子さまでも作れる簡単なものから、複数のパーツを組み合わせて立体的に作るものまでいろいろ見つかります。家族みんなで楽しめそうなものを探してみてください。
本物の桜の枝を飾る

「本物の桜でお花見がしたい!」という場合は、桜の枝や花をおうちに飾って楽しみましょう。他のお花と桜を組み合わせたアレンジフラワーなどはネットでも購入することができます。
近くに桜の木があるなら、風などで折れてしまった桜の枝を持ち帰り水差しにして飾るという方法もおすすめです。きれいに花びらが付いたままの枝は多くありませんが、つぼみが付いているものはしばらく置いておくと徐々に花開いてきます。
ただし、気をつけなくてはいけないのは自分で桜の枝を折ってはいけないということ。桜の枝を故意に折ることはマナー違反であるというだけでなく、樹木や草花を所有者の許可なく傷つける行為に当たるため「器物損害罪」に問われる可能性があります。もちろん枝だけではなく花やつぼみを摘み取るのも同様です。
また、桜の樹はキズを修復する力が弱いので、折れたところから菌が入り込み病気になってしまう可能性があります。決して元気な枝を折って持ち帰ることはせず、買ったり拾ったりした桜で楽しむようにしましょう。
レンタルスペースを借りる
テレワークの普及で脚光を浴びている「レンタルスペース」のサービスですが、中には室内から桜が見える場所にあるものも。おうちでお花見をするのとは違った新鮮さがありつつ、室内なので人目を気にせずゆっくりくつろげます。
参考 お花見にぴったりなイベントスペースおよびイベント会場Instabase公式サイト
お花見感たっぷりのお弁当を作る

外へのお出かけができなくても、おうちの中で食べるお弁当というのも趣があって楽しいものです。ここまで紹介したお花見方法と組み合わせれば、外でするお花見に負けない「お花見気分」が楽しめますよ。
魚肉ソーセージやハムなどピンク色の食材を桜型にカットしたり、優しい甘さの「桜でんぶ」をご飯にふりかけたり。桜をイメージしたピンク食材を使ったお弁当は見た目も華やかです。もちろん、実際のお花見に持っていくような定番お弁当(おにぎり、ウインナー、卵焼きなど)でもOK!
SNSで共有する
「おうち花見」の様子を写真や動画で撮影して、SNSにアップしてみましょう。お花見シーズンには数多くの投稿があり、お互いのお花見アイデアを共有して楽しむ人も多いようです。
X(旧Twitter)では「#リモートお花見」「#Twitterお花見会」、Instagramでは「#うち花見」「#エア花見」といったハッシュタグがよく利用されています。過去の投稿を参考にして、今年のお花見をどうするか決めるのもいいですね。
おうち花見のお供に!桜デザインのおすすめアイテム
おうち花見のお供にぴったりな、桜デザインのおすすめアイテムをピックアップしてご紹介します。
ころんと丸いフォルムがかわいいロックグラスと、桜をイメージしたハーバリウムのセット。グラスは光の具合によってキラキラ輝く特殊加工が施されており、お酒のおいしさや冷たさがより一層引き立ちます。お名前や日付などの彫刻が入れられるので、プレゼントにもぴったり。お花見の醍醐味といえば「花見酒」という方に◎
さいごに
満開の桜の樹の下で楽しむお花見もいいけれど、おうちでまったりくつろぎながらのお花見も悪くないものです。体調が優れないときや出かけるのがおっくうなときは、おうちでゆっくりお花見を楽しみましょう!