5月の第2日曜日は母の日です。「プレゼントは決まったけど、当日は会えない。いつ渡そう?」「面と向かって『ありがとう』を言うのはどうしても恥ずかしくて……」など、毎年プレゼントの渡し方でお悩みの方もいると思います。
今回は母の日のプレゼントを渡すタイミングや、恥ずかしがり屋さんでも感謝の気持ちが伝えられる渡し方についてご紹介します!
母の日のプレゼントはいつ渡す?
言うまでもなく、母の日のプレゼントは「母の日当日」に渡すのがベスト。しかし、場合によっては当日に渡せなかったり、いざ当日になってからタイミングが掴めずソワソワしてしまったりしますよね。母の日のプレゼントはどんなタイミングで渡せばいいのでしょうか。
家族みんなが集まる「晩ごはんの前」が狙いどき
当日にプレゼントを渡す場合のベストタイミングは「晩ごはんの前」です。家族全員が集まる団らんの時間にプレゼントを渡すことで「家族みんなから感謝されている」と感じてもらいやすくなります。また、食事を終えてから渡すより、先にプレゼントをもらえた方がご飯もおいしく感じられそうですね。
朝一番にお祝いするのも素敵ですが、家事に追われて忙しい時間にポンと渡されると嬉しい気持ちが薄れてしまうかも。お母さんがゆっくり感動に浸れるタイミングで渡してあげましょう。
当日渡せないときは?
家を出て離れて暮らしている人や仕事が忙しい人の場合、どうしても当日に時間が取れないということもあります。この場合は無理に当日にこだわる必要はありません。
「アサヒグループホールディングス」が全国の20歳以上の男女を対象に行ったアンケートによると、3割近くの方がGW中に母の日のお祝いをしています。
どのような方法でプレゼントを渡す?
1.「母の日」当日、直接手渡す49.9%
2.宅配便や郵便などで送る 28.2%
3.少し早いが、GW中に渡す 26.7%
4.その他 3.8%
アサヒグループホールディングス 毎週アンケート
当日より早く渡すという人は、GWに帰省したタイミングで母の日のお祝いも一緒にしてしまうというケースが多いようです。
お花やケーキなど日持ちしないものを選ぶ場合は、人気商品を確実に手に入れようと思うとなかなか母の日当日に渡すのは難しいもの。早く渡す分には「忘れられてしまった」と誤解されることもないので、1~2週間程度なら当日より早くても問題ないでしょう。
ごくごくまれに「渡すのが早くすぎて母の日のプレゼントだと気づいてもらえなかった」ということもあるので、渡すときにはきちんと「ちょっと早いけど母の日だよ」と伝えておくようにしましょう。
母の日に間に合わなくても「何もしない」よりずっと喜ばれる!
「プレゼント選びに時間がかかりすぎて当日に間に合わない」「うっかり母の日を忘れていた」という場合でも、諦めずに遅れてでもプレゼントを渡しましょう。
母の日の情報ポータルサイト「母の日.me」が行なったアンケートによると、「母の日を過ぎてしまっても遅れてプレゼントが許されるのは何日まで?」という質問に対し「いつでも大丈夫」と答えた人は2割近くにも上りました。多少遅れてしまっても、何もないより嬉しいと感じるお母さんが多数派のようです。当日中に思い出せた場合は、電話やメールでひと言メッセージを送っておき、後日プレゼントを渡すといいでしょう。
ただし、正直に「忘れてしまった」と伝えるより、間に合わなかった理由を考えて上手にごまかすのも優しさのうちです。大切なのは母の日のために何かしら準備しているのが伝わること。せっかく喜んでもらいたくて渡すお祝いですから、せめてガッカリさせない工夫をしたいところです。
- 郵送の日にち指定を間違えた
- 運送会社の配達に遅れが出ている
- 間違えて自分の家を配送先にしてしまった
- 直接渡したいから○日に持っていく
- 父の日と合同でお祝いする予定だから、もう少し待ってね
母の日は毎年日付が変わるため、「日にちを勘違いしていた」という理由なら違和感も少ないでしょう。母の日と父の日を合同でお祝いする場合のポイントについてはこちらもご参照ください。
母の日&父の日を合同でお祝い!プレゼント選びのポイントとおすすめペアギフト特集母の日と誕生日が近い場合
5月上旬生まれのお母さんは、母の日と誕生日が重なるということもあり得ます。「12月生まれのクリスマスと誕生日のプレゼントはどうするか問題」に共通するお悩みですが、まとめてお祝いしてしまってもいいのでしょうか。
可能なら別々にお祝いしよう
お祝いされるお母さん側の意見としては、当然ながら「別々にお祝いしてもらった方が嬉しい」という方がほとんどです。同居していて毎日顔をあわせる機会があるのなら、2~3日程度の誤差は面倒がらずに別々にお祝いしてあげてください。
遠方に住んでいて別々にお祝いするのが難しい場合は、母の日と誕生日で2つプレゼントを用意するか、2回分の予算を合わせた豪華なプレゼントを贈るようにするといいでしょう。
母の日と誕生日のプレゼントは「質」を変えよう
プレゼントが2つあったとしても、同じ店で買ったようなプレゼントは(本当に欲しかったものの場合は例外ですが)手抜き感を感じてしまうというお母さんもいます。
そこで、母の日と誕生日はプレゼントするものの「質」を変えるのがおすすめ。この方法はそれぞれのプレゼントを考えるのに時間も手間も少なからずかかるので、手抜きと思われてしまうこともないでしょう。
- お店で買ったプレゼント&手作りのプレゼント
- 形に残るプレゼント&使ったり食べたりするとなくなるプレゼント
- 「モノ」のプレゼント&「体験型」プレゼント(外食、旅行など)
どちらか片方しかお祝いできないときは?
予算の関係でどうしても一回分のプレゼントしか用意できないという場合は、プレゼントは誕生日を優先し、母の日には感謝の言葉を綴った手紙やメッセージを贈るといいでしょう。
恥ずかしがり屋さん向け!母の日のプレゼントの渡し方
「面と向かって『ありがとう』を言うのが恥ずかしくて、母の日はいつも何もできない……」という方もいるかもしれませんね。恥ずかしがり屋さんでもできるプレゼントの渡し方をご紹介します!
出かけている間にこっそり置いておく
日中買い物で出かけているときやお風呂に入っているタイミングを狙って、テーブルの上など目につくところにこっそり置いておく作戦です。これなら手渡しが恥ずかしくてもできるし、サプライズ演出としても使えます。
あえて郵送する
同居している場合に使えるもうひとつの作戦は、手渡しできるのにあえて郵送でプレゼントを贈るという方法です。時間帯指定を活用して、「○時に荷物が届くから受け取っておいて」などと言ってあえて出かけてしまうのもアリ。この場合は宛名を必ずお母さんの名前にしておいてくださいね。
「ありがとう」以外の言葉で感謝を伝える
「ありがとう」がどうしても恥ずかしくて言えない……という場合は、別の言葉でも大丈夫。その言葉のウラに隠された感謝の気持ち、お母さんにはちゃんと伝わります。
口に出すのがどうしても恥ずかしい場合は、プレゼントと一緒に渡すメッセージカードや、手紙・メールなどにして伝えましょう。
- 体調を気遣うメッセージ:「体に気をつけて、いつまでも元気でいてね」
- プレゼントに関係するメッセージ:「これ好きそうだなって思ったので贈ります」
- 次に会う約束をするメッセージ:「また今度一緒に旅行にでも行こうね」
- あえて英語を使う:「Happy Mother’s Day.(母の日おめでとう)」など
さいごに
母の日のプレゼントを渡すタイミングや方法についてご紹介しました。母の日はお母さんにとっての一大イベントであると同時に、普段なかなか言えない感謝の気持ちを伝える絶好の機会です。渡し方に悩んで結局何もしてこなかったという人も、今年はぜひお母さんにプレゼントを贈ってみてくださいね。