ネイルサロンで施術を受けると、必ずと言っていいほど仕上げにネイルオイルを塗ってもらえます。
指先にささくれができないよう普段から塗るようにすすめられるのですが、面倒だったり、忘れてしまったりで続けてケアするのが難しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ネイルオイルのそもそも役割や正しい使い方、選ぶポイントなどをご紹介します。
ネイルオイルとは?
ネイルオイルとは、健康的で美しい自爪を育てるために必要な潤いや栄養を与える爪の保湿ケアアイテムで、別名「キューティクルオイル」といわれるものです。
ささくれや指先の乾燥対策はもちろんのこと、新しく生えてくる爪のコンディションを整えることにも一役買ってくれます。
ハンドクリームとの違い
保湿ケアをするなら、ハンドクリームで事足りるのでは?と思われる方も多いでしょう。
確かにハンドクリームも保湿ケアをするためのものですが、あくまで手肌を乾燥から守るためのアイテムです。
それに対し、ネイルオイルは爪の中に栄養が浸透しやすく爪を健やかに保つための働きをしてくれるアイテムになります。
ネイルオイルとハンドクリームは併用可能なので、両方取り入れることで美しい指先を手に入れることができます。
ネイルオイルを効果的に使うには?
ネイルオイルは、マニキュアタイプなら「ハケ全体にまんべんなくオイルがついている状態」、ロールオンやスティックタイプなら「先端に出ている量」が適量とされています。
ネイルオイルを効果的に使うために、塗るときのポイントやタイミングをおさえておきましょう。
ネイルオイルを塗るときのポイント
ネイルオイルを塗るときは、爪全体にオイルを広げるのではなく爪の根元付近にオイルを少量置きます。
爪の根元に置いたオイルを指先に向かってなじませるように揉み込み、爪の両サイドの皮膚にもなじませましょう。
また、爪の裏側にもしっかりオイルを塗ることで、爪と指の間の薄い皮膚である「ハイポニキウム」を育てることができます。
ハイポニキウムが育つと、雑菌や汚れが爪の中に入るのを防いでくれたり、爪のピンク色の部分が伸びて縦長のすらりとした爪に見せてくれたりとメリット尽くしです。
ネイルオイルを塗るタイミング
ネイルオイルは乾燥や爪に負担を感じたらこまめに塗ることが大切なので、一日の中でいつ塗ってもOKといえます。
なかでも、オススメなタイミングは以下の4つです。
・手を洗ったときや水仕事の後
・ネイルをオフしたとき
・指先の乾燥が気になるとき
・寝る前
ハンドクリームはオイルの後に
ネイルオイルとハンドクリームの相乗効果を得るために、塗る順番には注意しましょう。
ネイルオイルで爪に潤いと栄養を与えてから、クリームの油分でフタをするのが正しい順番です。
「オイル漬け」でとっておきのケアを
爪の周りが特に乾燥しているときや、爪が薄く割れやすくなっているときにオススメなのが、ハイポニキウムを「オイル漬け」する方法です。
手のひらにネイルオイルを多めに出したら、その中に爪先を浸しましょう。
全体的になじませながら、じっくりマッサージするとより効果を期待できます。
普通の塗り方よりもたくさんオイルの栄養を吸収できるので、寝る前の集中ケアとして取り入れるのもいいでしょう。
ネイルオイルの賢い選び方
ネイルオイルにはさまざまな種類のものがあり、容器のタイプや香りなどに違いがあります。
使いやすさがお手入れを継続するポイントになることもあるので、自分に合った商品を選びましょう。
塗りやすさで選ぶ
ネイルオイルの容器のタイプは大きく分けて4つあります。
マニキュアタイプはハケでオイルの量が調節しやすく初心者にもおすすめですが、持ち運びには不向きのため自宅ケアに向いているタイプ。
ペンタイプやロールオンタイプは、少しずつオイルが出てくるので液だれの心配がなく、スティック状で外出先でも手軽に塗ることができるので便利です。
スポイトタイプは1滴ずつ垂らして使うので直接肌に触れることがなく、衛生面が気になる方におすすめのタイプといえます。
好みの香りで選ぶ
香りのいいネイルオイルは、気持ちを落ち着かせたいときや、気分をリフレッシュしたいときにも役立ちます。
フローラルやムスクなどフレグランスのような香りを楽しめるものや、アロマのリラックス効果を得られるものなど種類がたくさんあるので、お好みの香りを選んでみてくださいね。
ネイルケアで乾燥に負けない美しい手元に
ネイルオイルは、指先の乾燥を防ぐだけでなく、お手入れを続けることで健康的な美しい爪へと導いてくれるアイテムです。
ハンドクリームとセットで毎日のお手入れに取り入れてみてはいかがでしょうか。