『ラミー』『パイロット』『パーカー』などの有名ブランドの商品から、プレゼントにぴったりなギフトセットまで、幅広いラインナップをそろえました。
さらに「失敗しないための選び方」も解説します。本記事を参考に、相手がずっと大事に使ってくれる特別なプレゼントを贈りましょう。
名入れ万年筆がプレゼントに人気の理由
名入れ万年筆は、プレゼントとして根強い人気を誇り、誕生日や記念日、入学・卒業などのお祝いシーンなどで贈られています。
そんな名入れ万年筆がいまだに選ばれ続けるのは、以下の3つの理由があるからです。
- 名入れと万年筆の相性が良い
- 自分ではなかなか買わない
- 価格帯が広いので選びやすい
名入れと万年筆の相性が良い
長く使い続けられる万年筆は、特別な思いを込める名入れと相性抜群です。高級な万年筆はステータスになる側面もあり、贈られた側も喜んで大事にしてくれます。
さらに名入れしたものは、持ち歩いてどこかへ落としたとしても、見つける手掛かりになります。他の万年筆との見分けもつくので、取り違え防止にもなるでしょう。
自分ではなかなか買わない
ボールペンやシャープペンシルが主流の現代、万年筆は自分でなかなか買わないものです。だからこそありきたりな選択肢でなくなり、プレゼントに選ばれるのです。
また万年筆は身近な筆記具と比べて、プレゼントとして格式高い印象もあります。そのため還暦や退職祝い、敬老の日などに贈る、目上の人へのプレゼントとしても人気です。
価格帯が広いので選びやすい
名入れ万年筆は、価格帯が広いので予算や相手に合わせた商品を選びやすいのもポイント。3千円程度のお求めやすいものから、2万円程度の高級品まであります。
入学・卒業祝いなどで贈る相手が複数のときは低価格なものを、退職祝いや誕生日などで相手が1人のときは高価格なものを選ぶなど、柔軟に商品を選べるでしょう。
名入れ万年筆の選び方
名入れ万年筆を選ぶときは、デザインや価格以外にもポイントがあります。使い心地に関わる重要なところなので、商品を選ぶときは注目してください。
- ペン先の太さ
- ペン先の素材
- インク補充のタイプ
ペン先の太さ
ペン先の太さは、書ける文字の大きさに関わってきます。万年筆を選ぶときは「万年筆の用途」を考慮して、ペン先の太さを決めましょう。
一例として、万年筆の用途とおすすめの太さを掲載しておきます。
用途 | おすすめのペン先の太さ |
手帳・簿記 | 極細[EF]、細字[F] |
勉強・日記・議事録 | 中細[MF]、中字[M] |
チェック・サイン | 太字[B] |
クリエイティブ作業 | ズーム[Z] |
楽譜を書きたい | ミュージック[MS] |
さらに詳しい内容を知りたい方は『【ペン先の太さ別】万年筆の使い道』を参考にしてください。
ペン先の素材
ペン先の素材は、「金」と「ステンレス」が主流で、書き心地や耐用年数に関わってきます。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
素材の種類 | 金 | ステンレス(スチール) |
柔らかさ | 柔らかい(純度により差がある) | 硬い |
腐食耐性 | とても強い | 強い |
価格 | 高い | 安い |
金は柔らかいのでスラスラとした書き心地を味わえ、腐食に強いので長く使えます。「14金」「18金」「24金」と、数字が大きいほど金の含有率が高くなります。
対して「ステンレス」は、金よりも腐食にやや弱く、硬いのでカリカリとした書き心地です。その分、金よりも価格が安いメリットがあります。
インク補充のタイプ
インク補充のタイプにより、補充のやり方が変わります。おすすめのタイプは「カートリッジ式」と「カートリッジ・コンバーター両用式」です。
インク補充のタイプ | 補充のやり方 |
吸入式 | インクボトルから吸入 |
カートリッジ式 | カートリッジを交換 |
コンバーター・カートリッジ両用式 | インクボトルから吸入、またはカートリッジを交換 |
「吸入式」はインクを補充するとき、インクボトルを必要とします。持ち歩きやカフェなどの出先でインクが切れたとき、簡単に補充することはできません。
「カートリッジ式」「両用式」なら、カートリッジの交換だけでインクを補充できます。両用式なら、余裕のあるときはインクボトルから補充もできるので、シーンに応じて使い分けられます。
さらに詳しい違いは『万年筆のタイプ別特徴とメリット・デメリット』を参考にしてください。
名入れ万年筆の予算・相場
名入れ万年筆は、3千円程度のリーズナブルなものから、2万円程度の高級品まであり、価格はピンキリです。
ブランドや素材による価格差が大きく、さらにそこに「名入れ」による付加価値で、万年筆全体の価格が底上げされています。
以上から、余裕を持ちたい方は「予算2万円」を用意しましょう。全体的にみるとプレゼントにぴったりな商品は、4千円~1万円程度でも十分選べます。
おすすめの名入れ万年筆6選
厳選した「おすすめの名入れ万年筆」をご紹介します。気になった万年筆は、商品ページをご覧ください。
木製万年筆&ペンケースセット
- ペン先の太さ:細字[F]
- ペン先の素材:スチール(金メッキ)
- 補充のタイプ:カートリッジ式
希少な高級素材「ローズウッド」を使用した万年筆&ペンケースセット。ローズウッドが醸し出す上品な光沢と天然の深い赤みは、他の万年筆にない魅力です。
ペンケースには、お名前だけでなく日付やメッセージも彫刻できます。ペンケースとのセットなので、お出かけするときも筆箱いらずです。
パイロット COCOON
- 製造メーカー:パイロット
- ペン先の太さ:細字[F]
- ペン先の素材:スチール
- 補充のタイプ:カートリッジ式
グッドデザイン賞を受賞した繭のような美しいフォルムが売りのPILOT COCOON(コクーン)。大人らしいスタイリッシュなカラーにより、チープさは一切ありません。
高級万年筆にはない独特なデザインは、無類の万年筆好きにも刺さるポイント。手頃な価格なので、万年筆選びに迷った初心者さんはこちらがおすすめです。
パイロット Custom74
- 製造メーカー:パイロット
- ペン先の太さ:細字[F]
- ペン先の素材:金[14K]
- 補充のタイプ:両用式
パイロット創業74周年の1992年に誕生して以来、不動の人気を誇るスタンダード万年筆。決して安くはないお値段に見合った、高い質感と高級感が売りの商品です。
日本人の手にフィットするボディバランスと14金のペン先はしなやかに、文字を書く喜びをもたらします。クラシックなデザインは、ビジネスシーンにもぴったり。
パーカー IMCT 万年筆
- 製造メーカー:パーカー
- ペン先の太さ:細字[F]
- ペン先の素材:ステンレス
- 補充のタイプ:両用式
「世界でもっとも愛されているペン」と名高いPARKERの万年筆。洗練されたクラシックなデザインが、できる男・できる女を演出します。
両用式だから、場所に応じて最適な補充方法を選べます。性能・見た目・価格のバランスが良く、非の打ち所がない人気商品です。
パーカー IM ブラックGT
- 製造メーカー:パーカー
- ペン先の太さ:細字[F]
- ペン先の素材:ステンレス
- 補充のタイプ:両用式
PARKER製のベーシックモデル。光沢のあるブラックに金色の金具が際立つ、万年筆らしいデザインです。
年齢・性別を選ばない見た目と、PARKER製の安心感から、老若男女から人気の商品。愛着を持ってきちんと手入れをすれば、長い間使い続けられるでしょう。
ウォーターマン ExpertEssential
- 製造メーカー:ウォーターマン
- ペン先の太さ:細字[F]
- ペン先の素材:ステンレス(23金ゴールドプレート仕上げ)
- 補充のタイプ:両用式
パリ生まれの名門ブランド「WATERMAN」のクラシックモデル。機能性・デザイン性・ブランドの知名度と、どれをとっても満足できる一級品の万年筆です。
決して安くはない価格でも、これから長く使い続ける万年筆なら「良い投資」と踏み切っても良いでしょう。お気に入りの万年筆は、普段の何てことない書き物さえ、特別な時間にしてくれます。
最初に読みたい万年筆の使い方【まとめ】