誕生日やクリスマスなど特別なイベントのプレゼントは、心から喜んでもらえるものを贈りたいもの。相手が大切な恋人ならばなおのこと「絶対失敗したくない」と思いますよね。相手が本当に欲しがっているものを選ぶなら、直接聞いてしまうのが一番確実です。
しかし、中には「欲しいプレゼントを相手に聞くってアリなの?」と疑問に思う方もいると思います。そこで今回は、欲しいプレゼントを相手に直接聞くことのメリットとデメリット、欲しいものを聞き出す具体的な方法についてご紹介します。「探りを入れているのを気づかれたくない」という方も、ぜひ参考にしてください。
欲しいものを聞くデメリット
「欲しいものを直接聞くのはアリ?ナシ?」という問題は、人によって答えが分かれます。まずはデメリットについて見ていきましょう。
サプライズ感がなくなる
プレゼントをもらうにあたって、何がもらえるかということ以上にワクワク感やサプライズの演出を期待している方も少なくありません。そのため、直接欲しいものを聞いてしまうと「当日までドキドキして待つ」楽しみが失われてしまい、あまり良く思われない可能性があります。
このタイプの方に欲しいものを聞くときは、相手に感づかれないよう工夫をするか、プラスアルファでもう1つプチギフトを用意しておくといいでしょう。「プレゼントが1つじゃない」というのも、素敵なサプライズです。
手間を惜しんでいると思われる
「プレゼントは、相手のことを考えながら選ぶ時間にも価値がある。自分で考えないのは『手抜き』だ」という価値観の方もいます。このタイプの方には、後述の「こっそりプレゼントを聞き出す方法」を試してみてください。
予算オーバーになる可能性がある
自分で考えていた予算より、はるかに高価なものをおねだりされてしまう可能性もあります。遠回しに聞いた場合ならまだしも、ダイレクトに「何が欲しい?」と聞いてしまった場合は、買わないわけにはいかなくなってしまいますよね。直接聞くなら「何をおねだりされてもいい!」という覚悟が必要かもしれません。
欲しいものを聞くメリット
「サプライズ感がなくなる」「手間を惜しんでいると思われる」デメリットについては、聞き方を工夫することである程度回避することができることがわかりました。では、メリットはどんなものがあるでしょうか。
「失敗」がなくなる
相手が全く喜ばないものをプレゼントしてしまった場合、お互いに残念な気持ちになって大切なイベントが台無しになってしまいます。
「プレゼントのセンスの無さにがっかりした」という理由でお別れを決める方も残念ながら少なくないので、恋人へのプレゼント選びにおいて「失敗しない」というのは重要なことです。
必ず使ってもらえる
相手が欲しがっているものなので、サプライズ感はなくとも渡したあとは有意義に使ってもらえます。「気持ちは嬉しいけれど、使いどころがない」としまい込まれてしまうのは、贈る側だけでなくもらう側にとっても残念なことです。
プレゼント選びの負担が減る
何を欲しがっているか手探りで考えながら選ぶのは、時間も労力もかかることです。「確実に喜んでもらいたい」という気持ちが強ければ強いほど、失敗したときのことが気になって負担感が大きくなってしまいがち。「プレゼント選びが苦痛でイベントごとを純粋に楽しめない」という人は、思い切って相手に聞いてしまいましょう。
「プレゼント選びの手間を減らす=相手のことを思う気持ちが足りない」なんてことは絶対にありません。プレゼント選びにかけていた時間や手間を、デートプランのブラッシュアップに使うことだってできるのですから。
相手にも欲しいものを聞いてもらえる可能性が高くなる
「相手が本当に欲しいものをプレゼントしたい」という方は、自分へのプレゼントも「本当に欲しいものであってほしい」と思う方が多いのではないでしょうか。相手も同じ価値観ならば、あなたへのプレゼントも「何が欲しい?」と聞いてもらえるようになる可能性が高くなります。
欲しいプレゼントをこっそり聞き出す7つの方法
一番手っ取り早いのは、何が欲しいか直接聞いてしまうこと。しかし、それではプレゼントらしくなくて嫌だと思う方も少なくありません。ここからは、相手に気づかれずこっそり欲しいものを聞き出す具体的な方法についてご紹介します。
買い物に行ったときに探りを入れる
プレゼントを渡すまで時間があるなら、一緒にお買い物に行って相手がどんなものに興味を示すかをよく観察しておきましょう。「この財布素敵だね。黒と赤ならどっちが好き?」「こういうタイプのアクセサリーも似合うと思うな」などと話を振ってみると、好きな色やデザインがなんとなく推測できます。
ただし、女性の場合は「かわいい」と「欲しい」が必ずしもイコールではないため、会話の内容だけに惑わされないことも大切です。
共通の友人に協力してもらう
共通の友人がいるなら、ぜひ協力してもらいましょう。「クリスマス何がもらえるか楽しみだね!何だったら嬉しい?」「彼氏の誕生日に何を贈ったらいいか悩んでて……何がいいと思う?」といった話題を振れば、雑談やアドバイスの一環として素直な意見を言ってもらえる可能性が高くなります。
「仮定」の話をしてみる
「もし自由に使えるお金が〇万円あったら何が買いたい?」などと、仮定の話から欲しいものを聞き出す作戦です。金額は自分の予算に近い金額にしておくのが無難ですが、あまりリアルな数字だと相手に感づかれてしまうかも。「友だちが3万円の宝くじ当てたらしくてさ」など、不自然にならない切り出し方を考えてみましょう。
お気に入りのショップやブランドの話題を振ってみる
普段よく買い物をしているショップや好きなブランドが分かるなら、新商品や人気商品の話題を振って様子を見てみましょう。「欲しいけど、ちょっと高いんだよねー」といった反応なら、プレゼントとしてかなり狙い目です。
「自分が欲しいもの」を伝えてみる
心理学のテクニックのひとつに「自己開示の返報性」というものがあります。分かりやすく言えば「自分のホンネを先に伝えると、相手からもホンネを言ってもらいやすくなる」といったことです。
そこで、欲しいものを聞き出すにあたって、まずは自分が欲しいものを伝えてみましょう。「実はそろそろ財布を買い替えたいんだよね。〇〇は今買い替えたいものってある?」など、雑談の一環として自然に聞くのがポイントです。
自作の心理テストで答えてもらう
「面白い心理テスト見つけたからやってみない?」と声をかけ、「今一番欲しいものは?」「プレゼントしてもらえるとしたらどれ?」といった質問に答えてもらう作戦です。
診断結果を考えるのが少々大変ですが、当たる当たらないは本題ではないので気にしなくてOK。既存の心理テストを参考にしつつ、どの選択肢を選んでも不快にならないようにだけ気をつければ問題ありません。
ヒントを出してもらう
ストレートに「何がいい?」と聞いてしまうと、考える手間を惜しんでいると捉えられることも。そこで「自分でいろいろ考えたけれど、どうしても決めきれなくて……」と前置きした上で、方向性が間違っていないかを確認するという体で質問してみましょう。
「〇〇色と〇〇色だったらどっちがいい?」「ジャンルは何系?」など、ダイレクトに正解を聞くのではなく、あくまで自分で考えた上で正解にたどり着こうとしている姿勢を見せるのがポイントです。
「何もいらない」と言われてしまったら
あの手この手で欲しいものを聞いてみた結果「プレゼントはいらないよ」「欲しいものはないよ」と言われてしまうこともあります。もともと物欲がなかったり、自分で欲しいものを買ったばかりだったり、最近ではミニマリストを目指してモノを減らしているという方も多いので、決して珍しい話ではないでしょう。
しかし、中には「本当に欲しいものは高価だから言い出しにくい」「気を使わせて申し訳ない」「以前もらったプレゼントが期待外れだったから、もういらない」というホンネが隠れているケースもあります。そのまま鵜呑みにしてがっかりされないよう、最後までベストを尽くしましょう。
ランチやディナーに誘ってみる
モノはいらないと言われたら「前に気になるって言ってたお店に行ってみようよ!」といった提案をしてみましょう。お食事でなくても、映画やドライブなど、ふたりで一緒に過ごす時間という「体験」をプレゼントすることができます。
時間を置いてみる
「欲しいものはたくさんあるはずなのに、いざ聞かれるととっさに出てこない」という方もいます。このタイプの方の場合は、時間をあけるとポロッと欲しいものを言ってくれることも。
とはいえ、あまりにギリギリになってしまうと準備する時間が無くなる可能性もあります。「今度の週末買いに行くから、それまでに思いついたら教えて」と、期限もあわせて伝えておくといいでしょう。
一緒に買い物に行って探す
「何もいらない」がホンネか建前かわからないときは、一緒にお買い物に行きましょう。欲しいものがあれば、何かしらのサインを送ってくれるはず。もし欲しいものが見つからなくても、大好きな人と一緒にウインドウショッピングする時間はとても楽しいものです。
本当に欲しいもので確実に喜ばれるサプライズを!
欲しいものをこっそり聞き出す方法についてご紹介しました。デメリットの項目でもお伝えした通り、欲しいと言われたものをそのまま渡すだけでは物足りないと思われてしまうこともあります。聞き方を工夫しつつ、サプライズの演出はラッピングや渡し方で考えるのがおすすめです。
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