赤ちゃんに着せるスリーパーとは?メリットと使い方

赤ちゃんに着せるスリーパーとは?メリットと使い方

赤ちゃんの眠りをサポートしてくれるアイテムとして、近年出産祝いなどでも人気が高まっているスリーパー。用途が似ているスワドル(おくるみ)との違いやメリット、選び方のポイントについてまとめました。

スリーパーとは?スワドル(おくるみ)との違い

スリーパーとは?スワドル(おくるみ)との違い

スリーパーとは、赤ちゃんが眠るときにパジャマの上から着せる寝具です。形状はベストに似ており、布団とパジャマ両方の機能を備えた「着る布団」のようなものと言えるでしょう。

スリーパーとよく似た用途のアイテムにスワドル(おくるみ)があります。スワドルは手足もしっかりくるむので、寝返りをするようになると使えなくなってしまうのがスリーパーとの大きな違いです。

スリーパーが使えるのはいつからいつまで?

スリーパーが使えるのはいつからいつまで?

スリーパーは新生児期~就学前の幼児までを対象にしています。とはいえ、具体的にいつからいつまで使えるかは個人差が大きく一概には言えません。成長とともに寝相が良くなって必要なくなる子もいれば就学後も寝相が悪くスリーパーが役立つ子もいるため、様子を見つつ時期を考えると良いでしょう。

赤ちゃんにスリーパーを着せるメリット

赤ちゃんにスリーパーを着せるメリット

窒息事故を防ぎつつ温かさをキープ

赤ちゃんは大人のようには体温調節がうまくできません。掛け布団の使用は窒息のおそれがあるため避けるべきですが、何も掛けないままでは寝冷えしたり、エアコンの風が直接当たって体調を崩したりするリスクもあります。

スリーパーなら顔にかかる心配がないので新生児から安心して使えて、寝相が悪くてもはだけず温かさをキープできます。

入眠儀式になる

入眠儀式とは「眠る前にこれをする」という習慣をつけることで、スムーズに眠りのスイッチを入れるための行動です。寝かしつけのための子守唄や絵本の読み聞かせなども入眠儀式に当てはまります。

毎日眠る前にスリーパーを着せることで「スリーパーを着る=眠る時間」という習慣ができ、結果として寝付きが良くなる効果が期待できます。

スリーパーを新生児に着せると危ないってホント?

スリーパーを新生児に着せると危ないってホント?

スリーパーは安全性に優れた寝具ですが、使い方を間違えると事故につながることもあり得ます。スリーパーを着せるときは次の3点に注意しましょう。

サイズの合ったものを使う

スリーパーのサイズが大きすぎると、寝返りの際に顔が埋もれたり、生地を踏んで転倒したりといったリスクがあります。反対にサイズが小さすぎても首がしまってしまう可能性があり危険です。

とはいえ、常にジャストサイズのスリーパーを使うとなると何着も買い替えなければいけなくなります。大きめを買って長く使うなら「股下をボタンで留められる」ものを選びましょう。股下を留めることでよりはだけにくくなり、生地が顔までずり上がってくるのも防ぐことができます。

温めすぎない

赤ちゃんを温めすぎると熱中症やSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクになるといわれています。スリーパーははだけにくいのがメリットですが、一方で赤ちゃんが暑いと感じても簡単には脱げません。

スリーパーやパジャマだけで温めようとするのではなく、室温を適切に調節し、赤ちゃんが厚着をしなくても快適に過ごせる環境を整えましょう。赤ちゃんが首筋や背中に汗をかいていたり、胸を触ってみて熱いと感じたら温めすぎのサインです。

(参考:乳幼児突然死症候群 ~エビデンスに基づく予防のポイント~ 丨新百合ヶ丘総合病院

嫌がる子には無理やり着せない

スリーパーは快適な眠りをサポートするためのアイテムですが、寝返りが打ちにくかったり、手足を思うように動かせなかったりすることにストレスを感じる赤ちゃんもいるようです。さらに、大人には寒そうだと思えても、スリーパーを着せると赤ちゃんにとっては暑すぎたというケースもあります。

サイズや形状を変えることで嫌がらなくなることもありますが、何度着せても慣れずに嫌がるようであれば無理に着せないようにしましょう。

スリーパーの選び方

スリーパーにはたくさんの種類があります。どんなものが良いのか迷ったら、次の4つのポイントを意識して選んでみましょう。

  • 素材で選ぶ
  • 洗いやすさで選ぶ
  • サイズで選ぶ
  • 横開き・前開きで選ぶ

素材で選ぶ

スリーパーによく使われる素材にはコットン(綿)・ニット・フリース・ダウンなどがあります。この中でもっともおすすめなのはコットン製です。

ニットやフリースは冬に重宝されますが温めすぎのリスクも高く、寝汗をかいたまま過ごすとあせもや寝冷えにつながりかねません。赤ちゃんは大人より体温が高いので、保温性が高すぎる素材はなるべく避けたほうが良いでしょう。

コットンは通気性・吸水性と肌触りの良さを兼ね備えており、季節を問わず年中使えます。赤ちゃんの体温は、冬でも「薄い素材の重ね着」で調節するのが基本です。

洗いやすさで選ぶ

スリーパーは寝汗やおむつ漏れなどで頻繁に汚れます。手洗いしかできないものはなるべく避け、洗濯機で手軽に洗えるものを選びましょう。速乾性に優れたものなら梅雨時期や冬も安心です。

サイズで選ぶ

スリーパーはサイズが合っていないとかえって快適な睡眠の妨げになります。赤ちゃんの肩幅や身幅をチェックし、ぴったりのものを選びましょう。前述の通り、大きめのスリーパーを長く使いたい場合は「股下をボタンで留められる」ものを選ぶのがポイントです。

横開き・前開きで選ぶ

スリーパーには大きく分けて横開きと前開きがあります。横開きタイプは腕を通す必要がなく寝かせたまま着せられるので、新生児~6ヶ月頃までの赤ちゃんに。前開きタイプはボタンやファスナーを閉めてサッと着せられるので、おすわりやハイハイができるようになってきた赤ちゃんにおすすめです。

ギフトにおすすめ!年中使える名入れスリーパー

出産祝いなどのギフトにぴったりなスリーパーをピックアップしてご紹介します。

素材は生まれたての赤ちゃんにもやさしい綿100%で、ふんわりと心地良い手触り。もちろん洗濯機もOKです。付け外しが簡単なスナップボタン式で外す場所も選べるので、着脱が簡単でおむつ替えの時短にもなります。安心の股下ボタンで、新生児期から長く使えるのもポイントです。

かわいらしいアニマルモチーフとオリジナル刺繍が特別感をプラス。着せるだけで写真映えするので、誕生日などの記念撮影にもぴったりです。「名前入りはちょっと心配」「お祝いに送りたいけど体重や誕生日がわからない」という場合はモチーフのみでもOK。メッセージカードやギフトラッピングなどの無料オプションも充実しているので、贈り物にぴったりです。