卒業式や転任・退職でお世話になった先生とお別れするとき、感謝の気持ちを込めたプレゼントを贈りたいと思う人は少なくありません。両親以外の大人の方にプレゼントを渡す機会はあまり多くないので、どんなものにしたらいいか迷ってしまいますよね。
学校の先生へプレゼントを贈る場合は、お友達や両親へ贈るときと違って注意しなければいけないことがいくつかあります。今回は先生に心から喜んでもらえるプレゼントの選び方とNGプレゼント、そしておすすめプレゼントを厳選してご紹介します。
先生に喜ばれるプレゼントの選び方
先生に贈るプレゼントの選び方のポイントをまとめました。先生の年代や性別、好きな色、趣味なども考えて喜んでもらえそうなものを選んでみてください。
学校生活で役立つもの
ボールペンやペンケースといった文房具、休み時間に使うマグカップやタンブラーなど、普段の学校生活で使える実用的なアイテムが一番無難です。
部活の顧問だった先生や運動好きな先生に贈るなら、水筒やタオルなども喜んでもらえます。練習試合や学校訪問で他校の先生に見られても困らないような、派手すぎず落ち着いたデザインのものから選ぶといいでしょう。
疲れをとるリラックスグッズ
「学校の先生」はとっても多忙なお仕事。授業の準備や部活の練習などで、週末もなかなかゆっくり休めないことがよくあります。そんな先生には毎日の疲れを癒やす入浴剤、アロマ、マッサージグッズも人気です。
女性の先生に贈るなら、ハンドクリームなどのスキンケア用品も喜ばれます。香りが強いものは好みが分かれるので、事前に先生の好きな香りをリサーチしておきましょう。
記念に残るもの
使ってなくなってしまうものより、いつまでも記念に残るものの方が嬉しいという先生が多いようです。例えばお花を贈りたいのであれば、すぐ枯れてしまう生花の花束よりもプリザーブドフラワーやハーバリウムといった「水やり不要で長く楽しめる」フラワーギフトの方が喜ばれるかもしれません。
クラスの思い出が詰まったフォトアルバムやフォトフレーム、職員室のデスクにも置けるような小ぶりのインテリアも人気のアイテムです。
感謝の気持ちを込めたメッセージ
「もらってうれしかった・思い出に残っている」という声が多いのが、寄せ書きや手紙のプレゼント。手書きのメッセージには気持ちも込められますし、どんな品物より生徒一人ひとりからの感謝の言葉が一番うれしいと感じる先生が多いようです。プレゼントを渡すとき、一緒に真心こもった感謝の言葉も添えましょう。
先生に贈るプレゼントの相場・平均予算
- 現職の先生に贈る場合:1,000~5,000円
- 退職する先生に贈る場合:2,000~8,000円
プレゼントにかける金額は「クラスの人数×100~200円」くらいの金額を目安にするといいでしょう。1クラス40人として、ひとり200円集めれば8,000円のプレゼントが贈れます。現職の先生より、退職される先生の方が金額相場はやや高めです。
あまりに高価なプレゼントは受け取ってもらえない可能性もあるので、お金はなるべくかけずに感謝が伝わるプレゼントを考えるといいでしょう。
迷惑になってしまうかも?NGなプレゼント
せっかくのプレゼントも、選び方・渡し方を間違えると喜ばれるどころか受け取ってもらえないことがあります。先生の迷惑になってしまわないように、NGプレゼントもチェックしておきましょう。
高価なものや現金・金券など
学校の先生は公務員という立場なので、生徒や保護者から高価な金品を受け取ることはできません。「わいろを渡して特別扱いしてもらう」といったことを防ぐためです。私立校ではルールが寛容なところもありますが、見るからに高価なプレゼントは断られてしまう可能性があります。
また、現金や図書カードなどの金券は金額の大小に関わらずNG。“手紙の中にそっと紛れ込ませる”といった渡し方は、先生をとても困らせてしまうので絶対にやめましょう。感謝の気持ちはお金をかけなくてもきちんと伝わります。
個人的に渡すプレゼント
クラスや部活単位ではなく、個人的にプレゼントを渡されると困ってしまうという先生が大多数。周りの生徒や他の先生にどう見られるか、という心配は尽きません。なかには「他の人に見られなければいいんでしょ」と先生の自宅にプレゼントを配送する人もいるようですが、これもNGです。
プレゼントを受け取れない旨を書いた手紙と一緒に郵送で送り返したり、同じくらいの値段の商品券などをお返しとして送ったりする先生もいるそうです。これではせっかくのプレゼントなのに、先生に余計な手間と迷惑をかけることになってしまいますね。
お世話になった先生に、どうしてもクラスメイトとは別にプレゼントを贈りたいと言う場合は、直筆の手紙やメッセージカードを渡すといいでしょう。便箋と封筒だけならお金もかかりませんし、先生も喜んで受け取ることができます。
持ち運びにくい大きなもの
退職される先生なら、自分たちのクラス以外にもたくさんの人からプレゼントをもらっているはずです。電車やバスで通勤している先生は特に、大きくてかさばるプレゼントは持って帰るのが大変なので避けたほうがいいでしょう。
年齢を感じさせるもの
定年退職される年配の先生であっても、基本的に年齢を感じさせるようなプレゼントはNGです。「先生」という仕事は自分より若い生徒たちと過ごす時間が長いので、同じ年代の方に比べると気持ちが若々しいという方が多いもの。そのため、年齢を感じさせるアイテムを贈ると気を悪くする先生もいるのです。
どんなに親しかった先生でも年齢を変に茶化したりせず、目上の方に贈るプレゼントとして最低限のマナーは守るようにしましょう。
先生に喜ばれる!記念に残るプレゼント10選
ここからは先生へのプレゼントにぴったりなアイテムを厳選してご紹介します。たくさんの出会いと別れを繰り返してきた先生にとっても、きっと特別な記念品になりますよ。
感謝のメッセージと写真を一緒に贈れる大きめ台紙。表紙は高級感のあるビニールレザーで、簡単に写真館のようなハイクオリティーの記念品が作れます。大きな記念写真に、クラスや部活の仲間たちのメッセージを添えて。
理系の先生に贈るなら、物理のしくみを使ったおしゃれなインテリアを。ガリレオ温度計とストームグラスは、どちらも天候や気温の変化に合わせて少しずつ見た目が変わるアイテムです。丈夫な木枠付きなので安定して飾れます。
ゆる~い表情がかわいい猫型マグカップ。お名前や一言メッセージなどを彫刻できます。先生が飼っている猫ちゃんのお名前を入れるのもおすすめです。
花柄デザインがおしゃれなフタ付きタンブラー。真空断熱構造により、ホットもアイスも長時間飲みごろ温度をキープ。コンビニのドリンクカップに対応したサイズなので、出先でもおいしいコーヒーを楽しめます。フタ付きタイプはデスクの上でもこぼれにくいので、仕事のお供にぴったり。
天然木のぬくもりが感じられる、おしゃれな木製ボールペンとUSBメモリのセット。USBは回転式なのでうっかりキャップをなくす心配もありません。USBにサプライズで感謝のビデオレターや記念写真を入れて贈るのもおすすめ。
手元を華やかにしてくれるハーバリウムペンと、使い勝手バツグンな今治タオルハンカチのセット。仕事でもプライベートでも便利に使える、かわいい実用品ギフトです。
手のひらサイズのまんまるフォルムがかわいいフラワーギフト。プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーをたっぷり使ったアレンジメントです。書類やパソコンでせまくなりがちなデスクにも飾りやすいコンパクトサイズです。
運動部の顧問だった先生や、運動好きな先生にぴったりなスポーツタオル。スポーツのモチーフ、カラー、お名前と背番号の刺繍を組み合わせて世界にひとつのオリジナルタオルが作れます。表は肌触りのいいシャーリング生地、裏は吸水性のいいパイル生地です。
メガネがトレードマークだった先生にぴったりなメガネケース。片手でパカッと開けられる便利さと、革巻きのおしゃれなデザインが嬉しいポイントです。内側は起毛シートになっているので、先生の大切なメガネをキズからしっかり守ります。
お酒が好きな先生には、晩酌が盛り上がる上品なビールグラスを。きらきら輝くグラスが飲み物のおいしさや冷たさを引き立てます。300mlの缶ビールが泡までしっかり入るサイズです。
先生に感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈ろう!
先生がもらって一番嬉しいものは、生徒からの感謝の気持ち。プレゼントを渡すときは感謝の言葉を忘れずに伝えるようにしてくださいね。