一日の終わりに、キンキンに冷えたビールをグビッとあおる瞬間は格別です。そんなビールをもっとおいしく飲める方法があるとしたら、試してみたいですよね。今回はいつもの缶ビールがさらにおいしくなる飲み方のコツをご紹介します!
ビール初心者さんのための「苦手なビールを克服するための飲み方」についてはこちらをご覧ください。

いつもの缶ビールをもっとおいしく飲む6つの方法
仕事終わりにコンビニに寄って、帰ったらすぐグビッと一口。それはそれでおいしい飲み方ですが、飲む前のちょっとしたひと工夫で、ビールの「おいしさ」が段違いに変わります。今日家に帰ってすぐできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
最適な温度に冷やす

「ビールはキンキンに冷えているのが一番おいしい」と思われがちですが、実は「冷やし過ぎ」はよくありません。ビールが冷えすぎていると舌がマヒしてしまい、ビール本来の味を感じにくくなってしまうためです。飲みごろと感じる温度は好みによっても変わりますが、6~8℃が目安とされています。
冷凍庫で缶ビールを冷やす人もいますが、破裂する可能性があり危険なのでおすすめできません。早く冷やしたいときは、ボウル1杯の氷水に塩を小さじ2杯程度加えたものを用意しましょう。
普通の水はどれだけ氷を入れても0℃以下にはなりませんが、塩を加えることで『凝固点(液体が凍る温度)』が下がるため、水温が下がってより早く冷えるのです。塩入りの氷水に漬ければ、5分ほどで飲みごろ温度になります。
ビールに合うおつまみを用意する

ビールは食事との相性がいいお酒ですが、特によく合うのは「塩気のあるもの」「味の濃いもの」「脂っこいもの」です。唐揚げ・枝豆・焼き鳥・チーズなど、居酒屋の定番おつまみはビールとの相性も抜群。空腹状態でお酒を飲むと肝臓に負担がかかるので、体のためにもおつまみは必ず用意しましょう。
グラスに注ぐ

缶ビールをグラスに注ぐことで、程よく炭酸が抜けてマイルドな味になります。また、缶に比べて飲み口が広くなるため、普段より香りが強く感じられるでしょう。
いつも缶から直飲みしている人は、だまされたと思って一度グラスに注いでみてください。香りの広がり方や味わいの違いがお分かりいただけると思います。ビールと一緒にグラスも冷蔵庫で冷やしておくとさらに効果的です。
「三度注ぎ」で泡を立てる
よく冷えたビールとグラスが用意できたら、ここでさらにもうひと工夫。「三度注ぎ」をすることでより泡立ちを楽しむことができます。注ぎ方に少しコツがいりますが、できそうな人はぜひ挑戦してみてください。
(引用:キリンの研究開発「香りと味の違いを科学で解明!「三度注ぎ」のビールはなぜおいしいのか」)
グビッと勢いよく飲む
ビールはのどごしを楽しむお酒なので、グラスに注いだらグビッと喉に流し込みます。ただし、自分の許容量を超えた「イッキ飲み」は厳禁です。体と相談しつつ、無理のないペースで楽しみましょう。
缶をへこませる
「わざわざグラスに注ぐなんてめんどくさい、冷蔵庫から出してすぐ飲みたい!」という人は、『缶ビールの飲み口の少し下をへこませる』方法を試してみてください。このやり方は一時期SNSでも話題になりました。
こうすることでビールが勢いよく流れ込むため、のどごしの良さが際立つそうです。ただ、この方法だとビールの泡が早く抜けてしまうので、ゆっくり味わいながら飲みたい人には向いていません。勢いよく「グビッグビッ、プハーッ!」を楽しみたい人におすすめです。
飲む前のひと工夫でおうちビールを満喫しよう!
ちょっとしたひと工夫で、いつもの缶ビールがさらにおいしくなる方法をご紹介しました。グラスはひとつ用意すればその後の手間がほとんどかかりません。いつものおうちビールを、お気に入りのグラスで堪能してみてください。
